いつもblogを拝見くださりありがとうございます。
太陽光発電が身近なものになって数年が経過、
今では4軒に一軒の割合で普及しているそうです。
いまでは、スーパーでも買える代物となっています。
そして、うちの会社では古くからお付き合いのあるお客様から、
今さらといえば今さらですが、
「太陽光発電は本当にエコなんだろうか?」
というご相談をよく頂きます。
まず、お客様の考えていらっしゃる"エコ"の定義によっても様々ですが、
今日は、"費用対効果"について、弊社の考えるところをお伝えさせていただきます。
まずは設置しようとする住宅は築何年経っているでしょうか?
もしも、20年以上とか、それ以下の年数であっても、
あれだけの枚数のパネルを屋根に乗せるわけですから、
築年数によっては、太陽光発電設備にかかる費用だけではなく、
その他の修繕、もしくは大掛かりな改修が必要な場合もあることを忘れてはいけません。
そこまで予算はみてありますか?
次に、大変失礼なこともお尋ねすることもありますが、
お施主様のご年齢はおいくつでしょうか?
もしご高齢でありましたら、世代交代などお考えなのでしょうか?
つまり、いまのお家を次の世代に受け継ぐという考えはございますでしょうか?
もし、そのような予定がたっていないようでしたら、
弊社ではオススメいたしません。
ここで、数字の話になりますが、太陽光発電設備の工事に200万円、改修工事に100万円かかったとします。
合計300万の工事費になるわけですが、何年で回収をする計画なのか、しっかりと先のことを考えなければなりません。
もしその計画が20年後に設備投資を回収する計画だったとして、
20年後にも今と同じ価格で売電できる補償はありますか?
ましてや、ご年齢が75歳とか、80歳になられていらっしゃれば、あと20年後。。。いかがでしょうか?
もちろん大きなお世話なのは十分承知ですが、
それでは本当の"エコ"とは言えないのではないかと思います。
設備投資は博打ではありません。
"エコ"という言葉に踊らされず、しっかりと計画を立てられることをオススメ致します。
そこで、みなさんにあまり認識されていないエコがあります。
例えばエアコン。
もし、『まだ使えるからもったいない』ということで10年以上も前の機種をお使いの方いらっしゃいませんか?
現在の機種は、インバータを内蔵しており、10年前の機種と比べると消費電力が半分のものもあります。
使用頻度にもよりますが、夏場や冬場の冷暖房のシーズンで月額1万円以上削減できたという話もあります。
「年間で10万円近く電気代が下がった!」
と言われる方もいらっしゃいます。
ただエアコンを変えただけです。
エアコン取り替え代金数万円でです。
これも立派な"エコ"ではないでしょうか?
また、トイレやお風呂、キッチンのリフォームをしてから、
「ずいぶんと水道料金が安くなった!」
というご家庭もあります。
普段、何気に使える水ですから、渇水による取水制限などがない限りあまり気にすることはないと思いますが、
実は、昔の便器に関しては
1度に流す水の量が16リットルもあるんですよ。
いまの便器は"節水"が基本ですから、少ないものでは、4リットル以下の機種もあります。
一回あたり、従来の約4分の1も節水できるんですよ。
トイレは毎日のことですし、ご家族が多いお宅では、1日に何度も使用されると思います。
その合計を考えたら。。。
恐らくお風呂の浴槽1杯分は使っているのではないでしょうか?
これはトイレだけの話です。
お風呂やキッチンにも当たり前のように節水の水洗金具が付いておりますから、同じ原理です。
とまあ、このように、"求めるエコ"によっては、
太陽光発電以外にも、色んなエコへの取り組みができるということです。
太陽光発電を導入するにあたって、大きな金額の投資になることを考えたら、
身近にできるところ取り組んでいかれてはどうでしょうか?